外壁のサビの4つの発生原因と補修方法とは？
2023.9.20
外壁のサビは様々な原因で発生してしまうことがありますが、放っておくと腐食が進み、外観の劣化のみならず外壁自体が劣化してしまいますので注意が必要です。
こんにちは、東京・神奈川エリアを中心に塗装・リフォーム工事を行なっている多摩市の株式会社幸和です。
今回は「外壁のサビの4つの発生原因と補修方法とは？」ということで書いています。
・外壁のサビは自分で補修できるの？
・サビを放置しているけど、大丈夫？
・表面に白っぽいものが見えるけど、これってサビなの？
などの方にご参考頂ければと思います。
それでは順に解説していきます。
■外壁のサビの発生原因
外壁にサビが発生する原因ですが、主に、外壁材の劣化によるものですが、外壁自体に問題がなくても、もらいサビによるサビの付着や、鉄部のサビが水に流され外壁に付着してしまうことによりサビの発生原因になるなど様々な原因があります。
01：外壁が金属素材（金属サイディングなど）によるサビの発生原因
外壁材が金属サイディングなどの金属素材の場合に、劣化や損傷が原因でそこからサビが発生する場合があります。
02：もらいサビによるサビの付着原因
例えばですが、外壁に自転車や金属製のもの（スコップ、脚立 など）を置いていた場合、そのもの自体にサビが発生した場合に、外壁にもサビが付着し発生原因になります。
03：周辺にある鉄部からのサビの付着原因
外壁周辺にある鉄部がサビてしまい、雨水などの影響でサビが外壁に流れ込んで、結果サビが付着してしまうことがあります。
04：建物内部からのサビの付着原因
外壁のクラック（＝ひび割れ）から、雨水などが浸透してしまい、内部でサビが発生してまうことがあります。
サビは放っておくと、腐食が進み建物内部まで浸透してしまいます。外壁自体の張り替えも検討する必要が出てくる可能性もありますので、サビを発見したら早めの対処を検討しましょう。
また、サビは赤色を想像することが多いと思いますが、赤以外にも、白・青・黒など様々なサビの色があります。
赤くなっていないからサビていない。と判断せずに、外壁の素材や発生元によってサビ色が違いますので注意してください。
・赤サビの主な発生原因
もらいサビや、金属製の外壁材が劣化することによるサビの発生が多いです。また沿岸沿いの建物の場合は潮風による影響で赤サビが発生する場合があります。
・白サビの主な発生原因
アルミニウムや亜鉛に見られるサビで、亜鉛が酸化することにより表面に白いチョーク粉の様なサビが発生します。
白サビは、金属に対して保護膜として腐食の進行を抑えることができます。
・青サビの主な発生原因
銅の酸化により表面に青（緑青色）色のサビが発生します。
青サビは、あくまで銅の表面上に発生するだけで、銅自体に影響を与えることはありません。青サビにより銅の腐食進行を抑えることができます。
・黒サビの主な発生原因
こちらのサビは、他とは違い自然発生するものではなく、鉄表面などを高熱で熱した際に発生するサビになります。
黒サビはとても硬く、鉄との密着度も高いため、赤サビの進行を抑えることができます。
サビにも、腐食を進行させるものから、逆に進行を抑えるサビがあります。
サビの発生を見つけたときは、自身で判断せずに一度専門の塗装業者さんに相談してみましょう。
■外壁のサビの補修方法
サビの補修方法ですが、例えばですが外壁の表面の一部にサビが付着している場合は、ホース洗浄やスポンジ・ブラシなどでご自身で対処できる場合もあります。
また、ホームセンターなどでサビ取り用の洗剤も売っていますので、組み合わせて使用すると良いと思います。
ただ、サビの補修を検討する際は、表面にサビがあるからと言って、上記のように、自身で補修するという手もありますが、良く外壁などを調べないと、
・外壁自体が劣化してきている
・ひび割れなどにより、内部に雨水などが浸透している
・外壁塗装が剥がれてきている
などの症状を見逃してしまうケースがあります。
サビや上記のような状態を放っておくと、内部で発生したサビが拡大して腐食が進んでしまったり、外壁の劣化が酷くなってしまったりと、補修範囲も拡大してしまいますので注意が必要です。
念のため、リフォーム・塗装業者さんに調査を依頼しましょう。
■まとめ
今回は「外壁のサビの4つの発生原因と補修方法とは？」ということで紹介してきました。
外壁のサビの発生原因は、
・外壁自体の劣化による発生原因
・もらいサビによる発生原因
大きく分けてこの2種になります。
外壁にサビを発見したら、早めの対処を検討しましょう。
外壁のサビに関するご質問やご相談は、お気軽にこちらからご相談ください。
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