外壁コーキングの寿命や打ち替え費用はいくら？
2022.12.20
こんにちは、東京・神奈川エリアを中心に塗装・リフォーム工事を行なっている多摩市の株式会社幸和です。
今回は「外壁コーキングの寿命や打ち替え費用はいくら？」ということで書いています。
■外壁に使用するコーキングとは？
コーキングとは、外壁材の継ぎ目の目地を埋めて、劣化や雨漏りを予防する「充填材」になります。
ゴムの様な素材でできており、外壁だけではなく、壁や浴槽などにも使用されています。
上記の様な素材のため、外壁材に使用することにより、雨水の浸水を防いだり、また地震や衝撃などがあった場合でも、緩衝材としての役目を果たしています。
■コーキングとシーリングって何が違うの？
コーキングとシーリングの呼び方があり、どちらが正しいの？と思うかもしれませんが、どちらも正しいので施工・リフォーム業者さんに依頼する際は、コーキングとシーリングどちらの言葉を使用しても通じます（言葉の違いで違う工事になることはありません）。
厳密に言うと、JIS規定では、
コーキング（油性コーキング材）：
展色材（天然油脂，合成油脂，アルキド樹脂など）と鉱物質充てん（填）剤（石綿，炭酸カルシウムなど）を混合して製造したペースト状のシーリング材
シーリング：
構造体の目地、間げき（隙）部分に充てん（填）して防水性、気密性などの機能を発揮させる材料
と記載があります。
■コーキングの寿命と劣化について
コーキングの寿命ですが、目安として5〜10年程度になります。
建物の劣化状況や環境などにより変わってきますので、一先ずは5年以上経った場合、注意してコーキング部分を確認する様にしましょう。
コーキングの主な劣化としては、
ひび割れ
コーキングはゴムの様な素材でできているため、劣化が進むと柔軟性がなくなりひび割れが発生しやすくなります。
ひび割れを発見した場合、劣化が進んでいる状態ですので、外壁塗装業者などに一度相談してみましょう。
剥がれ
ひび割れ状態を放っておくと、更に劣化が進む、やがてコーキングが剥がれてきます。
剥がた状態のままにしておくと、外壁材の間に隙間ができている状態になるため、雨水などが浸水して腐食が進んだりと、外壁材や建物内部まで劣化が進んでしまいます。
コーキングの剥がれを見つけたら、早急に外壁塗装業者に相談しましょう。
欠け
ひび割れや剥がれ、劣化以外に外部からの衝撃等でコーキングが一部欠けてしまうことがあります。
コーキングが欠けてしまうと、そこから雨水などが浸水して腐食が進んだりと「剥がれ」と同じ様な症状が発生してしまいます。
また、他の範囲まで影響を及ぼしてしまいますので、こちらの場合も早急に外壁塗装業者に相談しましょう。
■コーキング補修の増し打ち・打ち替えの違い
コーキングの補修方法ですが、主に2種の施工方法があります。
コーキングの増し打ち
古いコーキングの上から、新たにコーキング材を充填する施工方法です。
部分部分の施工になるため、工数が短く、施工範囲も狭いため、打ち替えよりも工事費用が安く抑えられますが、コーキングの劣化状況によっては、施工が難しい場合があります。施工業者に事前に、増し打ちが可能か確認しましょう。
コーキングの打ち替え
古いコーキングを取り除いて、新たにコーキング材を充填する施工方法です。
増し打ちと違い、新たにコーキング材を充填するので、工数が長く工事費用も高くなりますが、コーキングの寿命は長くなります。
■コーキング補修にかかる費用
外壁のコーキング補修費用ですが、前述に記載した「増し打ち」「打ち替え」の施工方法により費用が変わってきます。
コーキングの増し打ち費用相場：500～1000円/ｍ
コーキングの打ち替え費用相場：900～1500円/ｍ
目安ですが上記になります。
30坪程度の家の場合ですが、増し打ちの場合〜20万程度、打ち替えの場合〜30万程度の費用になります。
コーキングの劣化状況などにより費用が変わってきますので、施工業者に事前に見積もりを依頼しましょう。
■まとめ
今回は「外壁コーキングの寿命や打ち替え費用はいくら？」について解説してきました。
コーキングの施工方法には2種類ありますが、劣化状況などにより、施工方法も変わってきますので、事前に施工業者とよく打ち合わせをして最適な工事をするようにしましょう。劣化状況を放っておくと、劣化範囲が大きくなり結果工事範囲も広がり、費用が高くついてしまうことがありますので気をつけてくださいね。
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