塗装・リフォームQ&A

屋上防水リフォームの基礎知識「種類・耐用年数・費用目安」まとめ

2025.7.8

ビルやマンション、陸屋根(平らな屋根)の住宅に欠かせないのが「屋上防水工事」です。
屋上に防水対策がなされていない、あるいは劣化したまま放置していると、雨水が建物内部に浸入し、雨漏りや鉄筋の腐食、構造体の劣化といった深刻なダメージにつながります。
こんにちは、東京・神奈川エリアを中心に塗装・リフォーム工事を行なっている多摩市の株式会社幸和です。
この記事では、屋上防水の基本から、主な工法の種類、耐用年数、そして工事費用の目安まで、屋上防水リフォームに必要な知識をわかりやすくまとめています。

■屋上防水とは?なぜ必要?
屋上防水とは、屋根に降った雨水が建物内部に侵入しないよう防ぐための施工です。勾配屋根と異なり、水はけが悪い平面屋根(陸屋根)では、常に水が溜まりやすくなります。
そのため、防水層によってコンクリートへの浸水を防ぐ構造が必要不可欠です。劣化した防水層は雨水を吸収し、時間の経過とともにひび割れ、膨れ、剥がれを引き起こし、やがて雨漏りへと発展します。


■防水工事のタイミングとチェックポイント
以下のような症状が見られたら、防水層の劣化が始まっているサインです。

・表面のひび割れや剥がれ
・防水層の膨れ・浮き
・雨が降った後に水たまりができる
・天井・壁に雨染みがある
・雨漏りが発生した

多くの防水工法の耐用年数は10年〜15年程度です。これを過ぎている建物は一度専門業者に点検を依頼しましょう。


■主な屋上防水の工法と特徴
1、ウレタン防水(密着工法・通気緩衝工法)
液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層を形成。継ぎ目がなく、複雑な形状にも対応可能。

種類:密着工法 / 通気緩衝工法
耐用年数:約10〜12年
メリット:安価・軽量・メンテナンスしやすい
デメリット:紫外線に弱く、定期的なトップコートが必要
※通気緩衝工法は、下地に湿気がある場合でも対応可能で、雨漏りの再発防止に効果的です。

2、シート防水(塩ビシート・ゴムシート)
防水性の高いシートを接着剤または機械で固定。比較的短工期。

種類:塩ビシート・ゴムシート
耐用年数:約12〜15年
メリット:耐候性・耐久性が高く長寿命
デメリット:複雑な形状には不向き、施工に熟練が必要
※熱や紫外線に強い塩ビシートは、ビルやマンションに多く採用されています。

3、FRP防水(ガラス繊維強化プラスチック)
ガラスマットと樹脂を組み合わせた高強度の防水層。ベランダ・バルコニーに多い。

種類:FRP防水
耐用年数:約10〜12年
メリット:非常に硬く強靭、軽量で継ぎ目なし
デメリット:紫外線に弱く、経年でひび割れやすい
※歩行やメンテナンス頻度が高い場所におすすめ。

4、アスファルト防水(トーチ工法・熱工法)
加熱したアスファルトを重ねて防水層を形成する伝統的工法。大型建築物向け。

種類:熱工法・トーチ工法
耐用年数:約15〜20年
メリット:耐久性が高く、実績が豊富
デメリット:臭いや煙が出る、施工に高度な技術が必要
※メンテナンスサイクルを長く取りたい建物に向いています。


■費用目安(30㎡の屋上の場合)
・ウレタン防水 5,000〜7,500円/15万〜25万円
・シート防水 6,000〜9,000円/18万〜30万円
・FRP防水 6,500〜10,000円/20万〜35万円
・アスファルト防水 7,000〜10,000円/20万〜35万円

※建物の形状、劣化度、下地処理の有無により大きく変動します。
現地調査+複数業者の見積もり比較がおすすめです。


■防水工事の主な流れ
【点検・診断】既存防水層の状態をチェック
【見積もり・提案】工法や仕様、施工期間の提案
【契約・近隣挨拶】管理組合や居住者への通知
【足場・下地処理】ひび割れ補修や汚れ除去
【防水施工】塗布またはシート貼り付け
【仕上げ・トップコート】保護層の施工
【完了・保証書発行】


■メンテナンスと再防水の目安
・トップコートの塗り替え:5年ごと
・防水層の再施工:10〜15年ごと
・定期点検:毎年〜2年ごと

※こまめなメンテナンスが長寿命化のカギです。


■まとめ 屋上防水は“雨漏り予防”だけじゃない
屋上防水は、単なる雨対策ではなく「建物の寿命と資産価値を守る工事」です。

・陸屋根は10年を目安に再防水を検討
・工法ごとに特徴とコストを比較
・定期点検とトップコートメンテナンスで寿命延長
・火災保険が使えるケースもある(災害時)

防水リフォームは予防が最も効果的です。症状が出ていなくても、築年数が進んでいる場合は一度プロに相談してみましょう。

屋上防水に関する工事・リフォームに関するご質問やご相談は、お気軽にこちらからご相談ください。
塗装工事・リフォーム専門の職人・プロが親切・丁寧に対応させて頂きます。


行列のできる塗装店 株式会社幸和 について

■塗装工事を依頼したい会社NO.1に
日本マーケティングリサーチ機構が、2021年6月期に外壁塗装会社について インターネット調査を行った結果、当社が3つのエリアで塗装工事を依頼したい会社NO.1に選ばれました。


■塗装工事、リフォームに不安がある方へ
株式会社幸和では、塗装工事、リフォームをどうしたらいいのか?業者選びは何を基準に選べばいいの?費用はいくらかかるの?など、無料相談を受け付けていますのでお気軽にご相談ください。
また、少しでもお客様に安心して工事を依頼してほしい。そんな想いから「外装専門ショールーム」を設けています。
こちらは、神奈川県横浜市都筑区にあり、外装塗装の見本や素材感などを確認することができます。

■多摩ショールーム
〒206-0033東京都多摩市落合2-33クロスガーデン多摩 3階
※こちらのショールームでは、業界初の抗酸化塗料「キュアウォール」のご案内も行っております。キュアウォールは、医療機器による酸化還元検証試験にも合格した業界初の抗酸化塗料です。

■横浜ショールーム
〒224-0001神奈川県横浜市都筑区中川1-4-1ハウスクエア横浜315区画
あなたの理想を外壁・室内塗装のプロがサポートさせて頂きます。
お気軽にスタッフにご相談ください


■株式会社幸和の想い
ほとんどの方が、人生で一番高いお買い物は?
と聞かれたら、『家』とお答えになります。

そんな高価な『家』
家族の思い出が詰まった『家』
新しい家族を迎える『家』

塗装工事は、その大切な『家』の最も大切なメンテナンスです。
私たち幸和は、お客様の想いを共有し、すべての人達を笑顔にする。
そんな気持ちをロゴに込めました。
今日も一生懸命、本物の塗装工事をお届けします。


■自社職人の当社が選ばれる理由
株式会社幸和では、少しでもお客様に安心して、そしてより良い塗装工事・リフォームを行えるように、

・常に技術・知識をアップデートする為の定期勉強会の実施。職人技術の向上。
・ご近隣の方もお客様と考え、丁寧な清掃・挨拶を徹底。現場近隣の方への配慮。
・塗料は使い回さず新品を利用。質の向上。

など、「お客様の笑顔」の為に、”当たり前のことを、当たり前以上に” 行っています。


■主な活動エリア
・東京エリア23区
中央区、千代田区、文京区、港区、新宿区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、練馬区、板橋区、豊島区、北区、台東区、墨田区、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区

・東京エリア23区外
八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市、小金井市、小平市、日野市、東村山市、国分寺市、国立市、西東京市、福生市、狛江市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、多摩市、稲城市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、檜原村

・神奈川エリア
横浜市、川崎市、横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町、相模原市、厚木市、大和市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町、清川村、平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町、小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町